簡単あらすじ
このお話のあらすじを簡単に紹介。
ヒロイン:要領が良く成績優秀なパパ活ギャルJK 佐田 美咲
主人公:真面目で努力家なのに成績が悪い同級生 井手
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自慢じゃないけど私は成績がよかった。
勉強ができるというより要領が良いんだと思う。
素行不良で見た目はギャル。
でも成績は優秀。
佐田 美咲はそんな生徒だった。
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根っからの真面目。
そしてバカ。
素行優良で見た目はガリ勉。
でも成績は可哀想。
対する井手はそんな生徒だった。
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そして。1週間くらい前。
パパ活をしている所を塾帰りの井手に見られた。
『佐田 昨日のこと…黙っていてほしいか?』
人気のない場所に呼び出され距離を詰められている。
ヤらせろとでも言うのだろうか。
『勉強を教えてくれ!!! 』
なぜか、奇妙な関係が始まってしまい………?
どんな時に読みたくなる?
・人生に疲れてふと空を見上げてしまったとき
・会社からの帰り道、『癒されたい!』と叫びだしたいとき
・凝り固まった価値観を強引に打ち砕かれたいとき
こんな貴方の琴線にふれるよ
・インナーカラーを入れた黒髪ギャルがド性癖
・何だかんだで面倒見の良い同級生ギャルもド性癖
・『不良ギャル』×『真面目優等生』の組み合わせが大好き
読むとき気になるポイント
【 疑問 】胸糞展開やNTR、グロ描写の有無
【 結果 】パパ活相手がチラ見えするものの…純愛モノです!
物語の構図的にパパ活系ビッチギャルなので
ヒロインに処女性を求める方は要注意!
一度だけお相手のおじさんが登場します。
関係性が構築されていくにつれて本気になっていく……
そんな純愛モノです!
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【 疑問 】ヒロインの体型 (貧乳 or 巨乳) (細め or 太め)
【 結果 】標準体型に思春期らしい瑞々しさ!そして巨乳!
少し細身で華奢な骨格に思春期らしい若さを感じる肉感!
おっぱいヨシ!
くびれヨシ!
お尻ヨシ!
なモデル系のスタイルの良さ。
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【 疑問 】ヒロインの性格 (S女 or M女)
【 結果 】お姉さんみを感じるちょいS同級生!
サッパリとしていますが大人びた表情も見せる同級生!
エッチなお姉さんの風格漂う筆下ろし系ギャル!
陰キャ&真面目ボーイが『好きになるタイプ』のギャルです。
そのケがある管理人が感じるのだから間違いない。
学生時代とかって……普通に話してるだけで
色気を感じる同級生って居たじゃないですか?
あのタイプの……しかもギャルです。
うーん、たまらん!
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【 疑問 】竿役のタイプ
【 結果 】真面目で性格が良く努力家!でも成績は悪い!
色々と考えてしまい、一周回って成績が悪くなるタイプ。
ガリ勉とは言われているものの、見た目は
・センター分けの黒髪メガネ
・整った顔立ちのイケメン
・生徒会長をやっていそうな風格
・ガッシリとした身体つきで長身
と隠れハイスペック男子。
残念なのは学力だけ。
しかし美咲の設定した『ご褒美』によって
グングンと成績が上がっていきます。
打てば響く。エロは原動力。
ざっくり感想
どの話もイイ!イイぞー!!
藤丸先生の作品は
・ギャグ
・センチメンタル
・エッチ度
が超!高バランスで絡み合っていることが特徴的ですよね!
今回の単行本に収録されている話は全てクオリティが高く、
どの単話に焦点を当ててレビューするかとっても悩みました。
言葉一つ一つの紡ぎ方が文学的、かつ官能的で
クスリと笑わせてくれたり、
かと思ったらムラっとさせてくれたり、
読み手の心を揺さぶってくる表現がとっても多い!
読んだ後の余韻で追いイキしてしまうような
不思議でクセになる魅力を孕んでいます………!
心がイク。
そんな魅力がこの単行本には有る。
この話の見どころ
『はい ひとまず お疲れサマ♡』
『やればできるじゃん えらいよ井手』
『ほらー早く解かないとぉ♡』
『ちんちんがかわいそうだぞー♡』
『じゃあさ 私 ナマはまだ非売品なんだけど』
『記念にあげるよ♡』
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この話の見どころは
『ヒロインと主人公の心理的な変化を楽しめる』
ところにあると管理人は思いました!
めっちゃかっこつけて書きましたが、ぶっちゃけると
『キャラ同士のやり取りにキュンキュンしちゃう』
ってことです。キュンです。とてもキュンキュンします。
お話の内容的にはギャルの筆下ろしっクスです。
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井手はガチの真面目くんで紳士的な性格。
最初は成績を上げるために勉強を教えてもらうだけだったのに
徐々に美咲との関係性まで考え出してしまい悩みまくり。
ここまで付き合わせてしまって申し訳ない…的なやつ。
実直というか、裏表の無い『本当の良い人』。
要領が悪い点だけ埋めることができれば…というタイプ。
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美咲はサッパリしているものの少し打算的な性格。
勉強の面倒を見つつも将来を見据えた先行投資というか、
『恩を売れるだけ売っておこう』という考え方をしていました。
井手と接していくうちに、今までされたことのないような
『紳士的な女の子扱い』にトゥンクしてしまったり
次第に本気になっていっちゃったりと心情が変化していきます。
悟りきって若干人生を諦めていたというか、
無色だった世界が色鮮やかになっていったといいますか。
もうね、終盤恋する乙女的な顔を見せてくるんですよ。
読んでるこっちがときめいてしまうじゃないですかー!
外用の仮面を外し、素の自分でいられる関係性って
安心できるというかとってもイイですよね……!
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キャラの会話だけだと不明瞭な心情をうまいこと
モノローグや表情で保管しているので捗る捗る!
とてもバランスがいいんですよね。
読んでいてスルリと頭に入ってきます。
流石の藤丸先生といったところでしょうか。
他に収録されている話
このお話は単行本『 花 flowers 』に収録されています。
他にも管理人的に良かった!抜けた!と思った話を紹介。
【 さよならブルートゥース + Hello,My dog 】
電車通学で毎朝会う同級生の女の子と仲良くなるお話。
お互いに両想いのよくある学生純愛モノかと思いきや
ヒロインが天使のようだったり、
意外と小悪魔な面もあったり、
隠していた変態性を見せてきたりと
読み手の情緒をぐっちゃぐちゃにしてくる作品でした。
藤丸先生にしか描けないような、
ギャグとエロの境界線を綱渡りしているようなお話です。
抜けるんだな、コレが………!
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【 1999 イチキューキューキュー 】
1999年7月。巨大彗星が地球に向かってきており、
『人類終了までの残り数日間』をテーマに描いた作品。
ジャンルとしては主人公と姉妹による3Pハーレムモノです。
好きな人と最後まで一緒にいたいという思いから
ひたすら盛りまくりハメまくりな日々を送る3人。
タイムリミットが迫るなか、背徳的に絡み合うエロス、
半ば自棄になりながらもドロドロに溶け合っていく様子が
何故か胸を打ちました。これは……涙なのか……?
読んでみた感想
とっても個人的な性癖なんですが、
フェラ中の描写で口内の描かれ方が超エッチでした。
歯の並び方に『性』を感じてしまった……!
単話『1999』や前回の単行本『ユアソング』でも思いましたが
藤丸先生はポストアポカリプス系の話の構成が上手すぎます。
もはや神がかったレベルで上手いですよね。
文明が退廃する前とか終末の世界的なお話。
性癖に響きますわぁ………。
藤丸先生の世界観をもっと堪能したいなら
ユアソング内の単話『 金糸雀の坂道 』
『ギャル』×『真面目クン』の絡みをもっと堪能したいなら
小島紗先生の『 神山さんと僕 』
あたりもオススメです。
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快楽天掲載時からめちゃめちゃシコっていましたが、
このお話で5回以上、単行本全体で10回以上抜きました。